クルードラゴン1号機の打ち上げとISSへのドッキング成功について思うこと

去る11月16日(日本時間)、野口聡一さんら4人の宇宙飛行士を乗せた、アメリカの民間企業「スペースX」社の宇宙船「クルードラゴン」の1号機がケネディ宇宙センターから打ち上げられた。

 

クルードラゴン1号機はその後、翌17日に国際宇宙ステーション(ISS)に到着・ドッキングし、4人は無事にISSに到着した。

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かつて、宇宙開発といえばアメリカとロシアの二国が牽引していた。

スプートニク1号・2号とアポロ11号のように、両国はある時は冷戦の対立構造を反映して互いに激しく競争し、またある時はアポロ・ソユーズテスト計画のように、米ソデタントの流れを汲み、互いに手を取り合って進めてきた。

その後、アメリカはスペースシャトル計画を開始。2011年7月にミッションSTS-135を終えてスペースシャトルアトランティス号が退役するまで、実に30年に渡ってスペースシャトルアメリカの宇宙開発を支えてきた。

白を基調としつつ要所要所を黒くしてメリハリを持たせ、翼を備えた特徴的な外観をした軌道船(オービター)、暗いオレンジ色の液体燃料タンク、固体燃料を納めてオービターの横に2本並ぶ白い補助ロケット。カウントがゼロになる直前に燃焼を開始して激しく炎を上げ、ゼロのカウントとともに発射台からゆっくりと上昇し、白煙の筋を残して青空へと飛び立っていくその姿は、ロケット打ち上げのいわば原風景となっている人も少なくないだろう。

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スペースシャトルの退役後、計画はスペース・ローンチ・システム社のオリオン宇宙船に受け継がれたといえるが、開発や試験が完了するまで少なくとも数年はISSとの間での物資や人員の輸送はロシアのソユーズに頼ることとなった。

 

最後のスペースシャトル引退から9年。

ついに、アメリカが有人宇宙飛行に帰ってきた。ISSアメリカの宇宙船が戻ってきたのである。*1

1969年、私が生まれるずっとずっと前にはもうアポロ11号が月に行ったというのに、人類はいまだ月に行ったのみである。広大で深遠な宇宙のスケールを考えれば、薄皮にすら及ばないといえるだろう。しかし、スペースX社には火星有人飛行の計画もあるとされる。今後の宇宙開発のさらなる進展に期待したい。

 

 

 

さて、スペースX社は2002年に設立された、まだまだ新しい企業である。にも拘らず、この短期間で有人宇宙飛行という偉業の達成に至った。

さらに、スペースX社のCEO、イーロン・マスク氏は、今や時価総額トヨタをも抜き去った世界一の自動車メーカー、テスラ社のCEOでもある。

今更いうまでもないが、テスラ社の主要な製品といえば、優秀な自動運転技術を備えた電気自動車であろう。従来からのメーカー各社が日夜様々な努力を積み重ねて実現を目指している一方で、一歩先んじているといっても過言ではないだろう。

ここで一つの疑問が浮かぶ。

なぜ、イーロン・マスクはこれほどの短期間にこれほどの偉業を成し遂げたのだろうか?

今回は、その答えの一つとして考えられる可能性に焦点を当てて考えたい。

その可能性とは、一言で言えば

イーロン・マスクレプティリアンの末裔説

である。

多くの方がご存知のように、レプティリアンとはヒト型爬虫類のことである。

イーロン・マスク氏は南アフリカ出身であるが、仮に氏の遠い遠い祖先が火星からやってきたレプティリアンだとしたら、以下のような説明が考えられる。

白亜紀末、地球は大規模な隕石の衝突を経験した(いわゆるジャイアンインパクトである)。これにより巻き上げられた粉塵が太陽光を遮り、全球的な気温低下を引き起こした。メキシコのユカタン半島には巨大なクレーターがあり、またこの年代の地層には地球では希少だが隕石には豊富な元素であるイリジウムが大量に含まれていることもこの説を支持するものである。

だが、この隕石とされるものが火星人の宇宙船であったとしたらどうだろうか。

イリジウムは非常に硬く、また融点が高い。このため、加工が難しい一方、高い耐熱性・耐摩耗性を求められる場面においては非常に優れた素材であるといえる。

高い耐熱性という言葉から何かひらめかないだろうか。そう、宇宙船である。

かつてスペースシャトル・コロンビア号は打ち上げ時に剥離した耐熱タイルが機体に衝突し、帰還時に空中分解するという痛ましい事故を起こしている。宇宙船は大気圏への突入の際に断熱圧縮により高熱に晒されるのだ。

従って、一つの可能性として、火星人がイリジウムを主原料に使った巨大な宇宙船を制作、地球への移住を試みたと考えることができるだろう。その際、なんらかのトラブルにより宇宙船が地球への軟着陸に失敗、イリジウム製の巨大宇宙船はあたかも隕石のように地表にクレーターを作り、周囲の地表に大量のイリジウムを撒き散らしたのである。

おそらく多くの火星人は衝突により死亡したと思われるが、かろうじて生存した一部の火星人は地表に降り立ち、寒冷化が始まった地球で多くが命を落とすも、一部は生存し子孫を残したと考えられる。

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時は進み、21世紀。地球の技術でも技術的問題を解決可能と踏んだイーロン・マスク氏は、スペースX社を設立。白亜紀以来およそ6550万年ぶりの、火星への里帰りの準備を始めたのである。

この説に立てば、なぜ宇宙開発と自動運転技術の開発を進めるのかにも説明を与えることができる。

宇宙開発は紛れもなく火星への里帰りの手段であるが、自動運転は将来恒常的な火星との移動手段の構築に向けた基礎技術開発と捉えることができる。今はまだ宇宙飛行士しか宇宙には行けないが、将来的に地球にいると思われる多くの火星人の末裔が火星と地球を往復するにあたっては、そのコストを下げるのはもちろん誰でも安全に宇宙船を飛ばせることが必須だ。そのためにはまず地上を走る車で自動運転の基礎技術を開拓、将来的にこれを空飛ぶ車に応用し、最終的には宇宙船の完全自動操縦を達成するのである。

従って、テスラ社は将来的には空飛ぶ車を開発することを目指していき、やがてはスペースX社と合併、完全自動操縦の宇宙船を開発することとなると考えることができるだろう。

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 スペースX社のロケット「ファルコンヘビー」の初打ち上げの積荷はテスラ・ロードスターで、火星に向けて放出されたという。これもゆくゆくは里帰りするというメッセージと捉えることができるだろう。

そんなわけないだろ。

 

謝辞

この記事を書くにあたって、イーロン・マスク氏が宇宙人であるという奇抜なアイデアを提供してくれた私の親に心から感謝します。ちなみに「じゃあスティーブ・ジョブズも宇宙人か」と聞いたら「そうだ」と返されました。

 

 

以上

*1:厳密には5月にすでにスペースX社の宇宙船により有人宇宙飛行は達成されている。